後書き


そしてその手が救うモノ
後々の連載物になる「ニーベルングの指環」の元となった原型品。
ユーリは自分の力で助けられていると思っているものが少ないんじゃないかな、という話。


ニバンボシ
うちのユリエスの全てが入っていると思います。付かず離れず、なそんな関係。
公式通り、うちのユリエスはユリエスっていうよりもユリ←エスのエステル片思いです。


それを人は「恋」と呼ぶ
テイ●ズマガジンか何か忘れてしまいましたが、最初パティの説明欄の所に「ユーリやフレンに興味津々」と書いてあった気がしたんで、その頃からフレパティだー!と思っていました。後からフレンに関しては何も触れられなくなったという。まさか目の錯覚なのかどうなのか。

HANABI
パティにとって今は第二の人生みたいなものじゃないのかなぁ、と思っての話。
だからといって過去の出来事は昔の事と切り捨ててもいけない、と自分自身にも釘を刺しているのです(説明しないと分からない漫画;)。


贐之言葉
父親世代と恐らく同世代か一個上世代のパティなら、面識あっても良いんじゃないのかな、と。
むしろアレクセイの事を「いけ好かない童」とか言って欲しかったです(趣味に走りすぎ)。


想いさえも置き去りにして
「忘却のブリュンヒルデ」と関連性のあるお話。番外編というか何というかな話。
パティは結構計算した上で行動している場面も多いと思うのです。それは無邪気な悪意の如く。
そしてユーリはそれに気付いてる。


誰よりも、君を。
うちのフレパティの原点的な雰囲気です。
「うちでいいのか?」「君じゃなきゃ駄目なんだ」的なフレパティが一番好きです。フレン男前。


霊剣ノートゥングを抜け 〜序夜 Das Rheingold〜
今となっては捏造が半端無いユーリの過去話。
ユーリは騎士団を辞めた事を「自分から逃げた」事だと思っていればいいな、と。結局現実に向き合っていなかっただけなんじゃないかと。だからこそ、あえて騎士団に留まって中から変えようとするフレンは「強い」と感じられたんじゃないかと。
それが分かっているけれど、分かりたくもない自分も居る。そんな心の葛藤をし続ける悩めるユーリの話。


忘却のブリュンヒルデ 〜定めの出逢い〜
フレンとパティの過去邂逅話。
パティがここで「約束覚えている?」なんて聞くのは、結構彼女のエゴです。
後々分かることですが、覚えていなくて当然の事を「彼女」はしている訳ですから。


忘却のブリュンヒルデ 〜ヒンダルヒィヤルで待つ〜
どちらかと言うと、ユーリが主役な話。
幼い頃からずっと一緒にて、お互い相手の事をよく分かっていると思っていながらも、実際暫く離れてもう一度会った時に初めて「あれ?こいつこんなやつだったっけ」と思うのです。
普段ずっと一緒に居たからこそ気付けなかった事、気付こうとしなかった事。それを、離れてみて初めて気付く。
改めてそれに気付いたユーリは、初めて「今まで」を「過去」と悟ったのです。


忘却のブリュンヒルデ 〜忘却の果てに何を得た〜
時は戻ってフレンの話。ユーリは「その時」を覚えているけど、フレンは覚えていない。
それで何となく察しがついたユーリと、忘れている「何か」を思い出せないフレンの話。
そしてユーリは覚えていないと確信した上でカマかけてます。


亡剣バルムンクの切先に 〜騎士道殉じ我嘆き天仰ぐ〜
気付いているけど気付かないフリ。ユリエスの危うい均衡はそこにあると思います。
ユーリって恋愛で生きていける人間ではないと思うのですが、自分でもその自覚ってあると思うのです。
「自分に誰かを抱ける資格なんてない」くらいに思っている気がします。一生結婚とかはしなさそう。